脳挫傷を起因とした高次脳機能障害で7級が認定された会社経営者が4300万円の賠償を受けた事例

事故発生からご依頼までの流れ

鹿児島県在住の50代の会社経営者が横断歩道を進行していたところ、直進してきた自動車に衝突され、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭部裂傷、全身打撲、症候性てんかん等の傷害を負いました。
第7級4号(高次脳機能障害のため、軽易な労務にしか服することができないもの)の認定を受けた後、当事務所に御相談にいらっしゃいました。

相談・依頼のきっかけ

保険会社との交渉では適正な賠償が受けられるか不安に思われ、御相談にいらっしゃいました。

サポートの流れ(示談交渉サポート)

示談交渉では保険会社が被害者にも過失があるとして過失相殺の主張をし、被害者が会社から受け取っていたのは役員報酬であることを理由として休業損害を認 めず、将来治療費も認めませんでした。最終支払額で約900万円の提案にとどまったため、折り合いがつかず、訴訟手続を利用することとしました。

結果>

裁判所から和解案が出されました。
過失相殺なし、将来治療費、休業損害を認め、遅延損害金も含めた和解がなされました。
また、傷害慰謝料に関しては、受けた傷害が重篤であったことから裁判所基準をさらに1.3倍すべきであるとの主張をしていましたが、これも認められました。
遅延損害金は和解では低く抑えられることが多いですが、最終的には遅延損害金をどれだけ計上するかに主眼を置いた和解交渉となりました。そこでは、仕事ができなくなった被害者本人の思いなどを強調し、保険会社提案額から上乗せすることができました。
【当事務所の示談交渉サポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】

サポートなし サポートあり
入院雑費 2万4000円 2万4000円
入院付添費 0円 10万4000円
通院交通費 6822円 5万242円
通院付添費 0円 21万4500円
将来治療費 0円 153万7250円
休業損害 0円 45万円
傷害慰謝料 115万円 220万円
後遺障害慰謝料 800万円 1100万円
後遺障害逸失利益 約1074万円 約3277万円
弁護士費用 0円 約380万円
遅延損害金 0円 約280万円
最終支払金額 約900万円 4300万円
※既払額が治療費を上回っていたため、各費目を合計したものより、最終支払額が下回っています。

解決のポイント(所感)

保険会社の提案額は適正な賠償額である裁判所・弁護士の基準より低額なのが一般ですが、高い等級になると、その差が著しくなります。過失相殺の主張にも、必ず理由があるとは限りません。
保険会社の提案が適正か否か確認したいという方は、弁護士に相談すべきです。
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